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執筆者の写真コーチングゲート”TOBIRA”

HSP メッセンジャー養成講座報告

更新日:2020年3月3日

【HSP- High Sensitive Person ひといちばい敏感な人】


本日は、皆川公美子さんの「HSPメッセンジャー養成講座」の復習を兼ねて投稿します。


HSPは、直訳すると、非常に繊細な人という意味ですが、

約15~20%の人が該当するということを聞くと、驚く人が多いのではないかと思います。5,6人に1人の割合ということです。


30名ほどの参加者のうち、「該当しない」に手を挙げた方が1名だけ(←私ではありません)。マジョリティとマイノリティの逆転が起きた会場でした。そして、講座には圧倒的に女性が多いのに、HSP自体の男女比は半々。


学校でも会社でも、多くの刺激に囲まれて苦労されている様子を参加者の方から聞くことができました。まあ、生活していると、いろいろと不都合があったりするのです。情報量が多いのに処理が追い付かないとか、香水や化学物質、電磁波に具合が悪くなるとか…でも、それだけではない事例もたくさん聞くことができました。


今日の講座で、HSPは単に感覚器官が敏感なのではなくー刺激に対して<脳内の神経系、情報処理の仕方が違う>のだということを知りました。

(私にとって、ここは大きな違いであり発見でした!)


「ひといちばい敏感な子」「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」の著者、アーロン博士は、HSPチェックリスト(大人用:https://kanseikids.com/wp/wp/wp-content/uploads/2018/11/HSPcheck-2.pdf )を作成、公開しているので、どんな症状があるのかを理解することができます。興味のある方はお試しください。


アーロン博士は、長年の研究からHSPの神経学的な特徴を4つのアルファベットDOES(ドーズ)と表しています。この4つすべてが当てはまることがHSPの要件であり、ひとつでも当てはまらないことがあればHSPではないとアーロン博士は言っています。


D:Depth of processing

…深く処理する


O:being easily Overstimulated

…過剰に刺激を受けやすい


E:being both Emotionally reactive and having high Empathy in particular

…全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い


S:being aware of Subtle Stimuli

…ささいな刺激を察知する


D:

脳内でさまざまな可能性や人の言葉の意図を考えたり、深くとらえたりするため、新しいこと、慣れないことに対する決断や発言には時間がかかります。新しい場所ではじっくり観察に時間をかけます。


O:

自分の内外で起こることすべてに人一倍気づき、処理するため精神的にかなりの負荷がかかります。そのため人より早く疲労します。

(そういえば、私は小学校時代から月に1日は自主休校して、家で本を読んでいました。今思えば、自然とクールダウンしていたのかもしれません。)


E:

物事の一つひとつを深く感じ取り、涙もろく、人の心を読むことにたけていて、完璧主義で、ささいな間違いにも強く反応します。


S:

感覚器の反応が大きいのではなく、思考や感情のレベルが高いためにささいなことに気づくのです。これは処理の深さと区別するのが難しい点です。

(言葉に含まれる微妙なトーンー応援、共感、冷笑などを察知します。私は、結婚前の女性に気が付くことが多いのですが、それは輝くような内面から放つ美しさ、しあわせな様子がわかるから。人によっては妊娠中の女性、それも後ろ姿から気が付くらしい(驚))


ー「ひといちばい敏感な子」より引用


このような精巧な感受性も、疲労が溜まったり、プレッシャーが大きくかかると早々にダウンしてしまいます。

そのダウンがこれまた早かったりするわけです。


大抵、この疲労は「耳」に出ることが多いです。

ここで「ポリヴェーガル理論」が登場します。


「中耳筋肉」という「この筋肉は非常に疲れやすく、この筋肉が疲れると、身体は疲労困憊したと感じます。」

(ポリヴェーガル理論入門 S・W・ポージェス著)


ランチ休憩の頃には、耳が蓋でふさがれているようなボワーーンとした感じになります。

たぶんこうした感覚になるのが、一般に感じられるより早いのでしょう。


まだまだ伝えたいことはありますが、

明日も2日目があるので、この辺で。

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