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HSPメッセンジャー講座【共感の話】

更新日:2020年3月3日


HSPメッセンジャー養成講座から、HSPのいくつかある特徴のうち「共感性」について。


それは脊髄神経を介して起こる反応「反射」のスピードが速く、無意識の場合には一瞬で(直感で)感じる場合もあれば、意識的にじっくり考えているときもあります。

全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高いのが特徴といわれます。

("DOES"のE:being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)


例えば、涙もろい、人の心を読むのが得意、他人のストレスによく気づく、完璧主義、ささいな間違いにも強く反応します。

HSPの人の感情反応の強さは、アーロン博士の研究(2014)で示されています。

被験者に人の表情がポジティブ/ネガティブに映された写真を見てもらい、HSPの人は他者の感情を見た時に脳の神経システムが活発に活性化するということを明らかにしています。

(参考論文)


同じ写真を見ていても他の人より、受け取る情報や反応が大きいということです。

実際HSPの人は、テレビドラマや映画を見るときに感情反応が大きいため、家族から笑われたり、自分で恥ずかしいなと思っていることが多いようです。


私事ですが、私も「ドキッとする場面で大きな声を出すから、映画よりその声にビックリする」とダンナに言われます(笑)

入学式や合唱祭などの学校行事では、自分の子が出てくる前から胸がいっぱいになって涙がこぼれます。

大抵ハンカチでは間に合わないので、ミニタオルを持っていきますが、涙だけでなく鼻水が大量に出るので恥ずかしくて困りもの(;´Д`)


ちなみに「ホラー映画」や悲惨なニュースにも大きく反応します。

暴力シーンは、自分自身が実際に受けたようなショックを受けるので、できるだけ見ないようにしています。

好奇心に勝てずに見てしまった、スティーブン・キングの「シャイニング」(1980)は高校生のときでしたが、今でもリアルに思い出されてドキドキします。続編が公開されてますが、ユアン・マクレガー主演ですが…怖すぎてもう見ないと思う…


「感情増幅装置」なのです。


一方で感じすぎてしまうため、自分の感情に蓋をしている人もいるそうです。

子どもたちの中には、学校の教室で先生に怒鳴られる場面にあうと、自分が怒られていなくても心を痛めて学校に行けなくなるケースがあります。

教室の中で子どもたち同士のいじめやいやがらせ(無視、悪口)を目にしてショックを受ける子どももいます。

実際にそうした場面ではなくても、教室に入ったところで嫌な雰囲気を察して、それ以上入れなくなる子どももいます。

私も昔の職場で、2時間くらいの会議の間中、一人の人が怒り口調で、終わって帰るころには具合が悪くなり動けなくなったことが…(涙)



上記だけを読むと、なんだか生きづらそうに見られるかもしれませんが、

裏返せば、感情豊かに人生を生きているとも言えるわけで、

この「資質」を「つよみづかい」すると… ←ストレングスファインダー的表現です。

相手の気持ちを察することができるため、気持ちを先取りして動くことができます。

サービス業や人をサポートする仕事をしていると感謝されたり、頼りにされたりします。

普通に手続き的な問合せを受けていても、ちょっとした言葉掛けができるので相談に発展したりします。


保育士、教師、看護師、介護士、医師、カウンセラー、コーチ、コールセンター 等々

「感情労働」と言われる、人に関わるサービス業であればとても役に立っているはずです。


人の感情を捉えるアンテナが、普通の人には10本立ってるとしたら、1,000本立っているのがHSPなんですって。

そんなHSPは、たくさんの感情反応を抱え、1日終わって家路につく頃には、もうクタクタ。HSP/HSSの方は心当たりはありませんか?


疲れているくせに、その日会った人とのやりとりを反芻したり、どうしてるか気にしたり…

それでは、疲れは取れません。

そのままだとオーバーワークや燃え尽きになりやすいので「境界」を持つことが大事だといいます。


1.自分の限界を知ること

人より疲れやすいことを認め、他の人と比べない。

2.相手の感情の矛先を知ること

相手の感情が自分に向いている(自分のせいだ)と思う傾向にある場合は、よりストレスになります。


私も「境界」は課題。

というのは、HSPは「完璧主義」も持ち合わせているから。

背後にあるリサーチに見落としがないか、ここで言いきって良いか、調べ始めるときりがなくなるのです。

また、直感的に動けるときは速いのですが、意識を使うと、かなり遅くなります。

そんなことも、HSPを知ってから合点がいった点でした。


「自分を知る」って大事。

今日は、ここまで。


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